織田裕二が歌うのは許せないクセに福山はいいのか？って同居人に聞かれたの、これで三回目ですよ。何回言ったら理解るんですか、マシャはドラマで偶然当たっただけで、元々歌手ですって。だって私が彼に惚れたのは、チィニイちゃん(＠ひとつ屋根の下)ブレイクの遥か昔今井美樹のクソドラマで俳優デビューする更にずっと前、菊地桃子のビデオのCMで歌ってた「なごり雪」に一耳惚れしてだもの。顔がセクシーなんじゃなくてね(いや勿論セクシーだけど)、声がセクシーなんですよ。
　......という贔屓目をさっ引いたとしても。ひと頃あれだけ同一視されてた当たり役「チィニイちゃん」を卒業出来て、ちゃんと30代のイイ男になったマシャは偉大だと思ってます。20代のマシャじゃいかにも'90年代風色男だから、今見たらプッ！てな失笑モンだし。こういういい歳の取り方する人って10年経ってもイイ男のままなんだろなっていう安心感があります、「......昔はカッコよかったのに」ってセリフは言う方も哀しいですから。

　「他人の歌を歌う」ということは本当に歌唱力を丸裸にする行為なんだなぁ......とその昔、「夜のヒットスタジオ」を見るたびに思ったものだった。実力派だの歌姫だの言われてても、な〜んだ持ち歌しか歌えないんじゃないですかってのがすぐバレる。そこ行くとUAは、本当に歌が上手いなぁと改めて思う。
　今回リクエスト下さったハーミットさんも、NHK教育で歌のお姉さんしてる「ううあ」に痛く感動されてのリクエスト。そうなんですよ彼女、子供番組で童謡歌ってるんですよ。お遊戯の先生唱法に甘んじることなく自己主張走らせて誤魔化すでもなく、誰でも知ってる歌を歌う。しかもゲロうま。そんな所にUAの歌力を感じてみたり。
　NHKがこんなアバンギャルドな人選したのもUAにその世代のお子さんがいるのも理由らしいけど、母親キャラとして召喚されたのに全然母親ヅラしてない、ってあたりも潔いですな。いやNHK教育に限らず、子供産んだだけでそれまでの芸風上書きして急にいい母さんぶるタレントが多くて......最近食傷気味なもので。

　描き始めた時はアソべるかな？......と思ったんだけど描いてて意外と自由度は低かった。よく考えたら描くポーズ決まってるし。あとはどの角度で描くかしかないし。......って、この人自身もそんな芸なんだよね。何喋っても〜〜ゲッツ！ 今の素なの笑うトコなの？〜〜ゲッツ！ テンプレ芸人とでも言いましょうか。でも哀しいかなテンプレのコピペ部分がいっちゃん面白い......いやコピペ部分しか(以下略)
　リクエスト下さったかずみんさんが「テレビに出演していると危なっかしくってヒヤヒヤする」と称してらしたのが、上手く射てるな〜と思った。そうそう、だんだんヒヤヒヤしてくると「ゲッツ！」に救われるカンジ。......って、おい！本人ならともかく何で見てるコッチがヒヤヒヤせなならんの？とも思うがしかし、そういう共感を誘うのも魅力のうちなのか。
　絵のポイント。......えっとぉ、目が笑ってないとこ。

　「黙ってれば美人」と言われた女性は、怒るだろうか？喜ぶだろうか？ 怒る女性は多分、自分が美人と知ってる人だろう。黙ってればの条件付きとはどうゆうこと、行儀が悪いとでも？性格が悪いとでも？ 逆に言われて悪い気しない女性は日頃、容姿で評価される機会の少ない人だろう。性格や行動がエキセントリックで、そっちが特徴として注目を集めちゃうとか。
　彼女の場合、どうなんだろうな？ 私は、仲間由紀恵さんには「黙ってれば美人」、の、称号を贈りたいと思ってる。スチールで見る楚々とした美人が動画では一転、ハッチャケた言動の骨太な女優さんになる。それは決して、美人を台無しにするような捨てっぷりとは違うんだけどとにかく、動画と静止画で印象の違う人だなぁ......と。
　さて、今回は学生時代の友人からのリクエストを受けて描いてみました。あんまり皆に貧乳、貧乳と言われたんで、じゃあ貧乳のキレイに見える画角で。

　今だから謝ります、ごめんなさいあやや！ 私、貴女のことずっと、若さとカワイさだけのお人形♡みたいな王道アイドルだと思ってました。でも、シリアスドラマでは結構カンのいい演技見せるし、バラエティじゃ口の達者な芸人相手に立ち回ってオイシイとこ奪ってくし......あんなに頭の回転早いコだったのか、と、ある時びっくりしました。だって、歌ってる時の貴女はトビ切りキュートで無邪気でハイテンションで、頭悪い子オーラ出しまくってるんですもん。惚れ直したぜ。
　いや、だからと言って「おバカなあやや」が演技だとか作ったキャラだとか言いたいんじゃなくて。ただ、第一印象で判断しすぎた自分の迂闊さが恥ずかしいという意味です。......ってここまで書いて、「頭いい」が褒め言葉で「頭悪い」が蔑みだと勘違いされちゃうと困るんだけどさ。どっちも同じ意味で、あややへの賛辞です。