フィギュアスケートは普段そんな熱心に見る方じゃないんですが、去年末女子のトリノ出場権争いは、最後まで熱く見入りました。回転の高さやスピードなど、伊藤みどりで記憶が止まってるにわかウォッチャーには衝撃の連続でしたよ、中で私がいちばん惹かれたのが彼女の存在でした。
　安藤と言ったら、一年近く前からトリノ当確・奇跡の4回転ジャンプだ妖精だと言われてたミキティですよ。フィギュアに明るくない自分にもその活躍は眩しかった。露出の大きなコスチューム、インタビューでのあけすけな受け答え。ある意味調子ぶっこいてるその天然さからは、でも実力に裏付けられた頼もしさが感じられました。
　それが、大詰めになってまさかの形勢不利。スポーツは本当に残酷ですね、よくも悪くも結果が全て。手のひら返すように急に冷たくなった報道に追いつめられる彼女の姿からは、ああ！フィギュアもスポーツなんだな。ショウか芸術だとカン違いしがちだけど、アスリートが鍛え上げた体で技術を競いあう真剣勝負なんだな、と改めて認識させられました。
　波瀾万丈だったけど、何はともあれオリンピック初出場。本番ではぜひとも実力で見返して欲しいなぁ。がんばれ、ミキティ！